手に職で独立開業 金沢屋FC事業部
ご機嫌様です
今回は屏風作成2回目、紙蝶番です
これは以前に屏風つくりをした際にも掲載しておりますので、内容が被っている所もあります
前回より、より細かく掲載していますので、過去をご覧の方もぜひ一読下さいませ
前回は下地の骨を縛る意味と、補修を兼ねて紙を1枚張り、乾かしましたが
今回はその下地どうしを蝶番で連結していきます
屏風の正しい蝶番は、金属ではなく「紙」で作ります
(全ての襖を張って枠組んで金属製の蝶番で連結の方がものすごい気楽ですが・・・)
まず、以前にも登場しました蝶番に利用できる、繊維質な紙を裁断します

こんな感じです(今回は写真をクリックで拡大します!)
紙蝶番はこんな大きなサイズではないので、襖に合わせたサイズに適当に裁断します
しかし、裁断と言いつつ、破ります

定規に沿って破きます(゚∀゚)ノ

これ、なぜ破くかと言いますと、切り口が重要になります
上の写真、繊維を裂いてますので切り口がボロボロになってますが

この写真、これが刃物で切った場合です
ものすごく鋭利に角が出てますね
ぱっと見はこちらの方が良いのでは?と思ってしまいます
これがどのように違ってくるものなのか、
とりあえず、紙蝶番を張っていきます

刷毛で糊を付けて、本体に直接張ります

こんな感じですね。そして、ここで切り口が重要になります
裂いた切り口の場合は、一見ボロボロですが、繊維が斜面のようになっており、
本体と段差ができずになだらかに張り付ける事が可能です

拡大してご覧ください
このように、一体化してるくらいの張り付けが可能です
刃物で切断したものは斜面ではなく段差になり紙の厚みがきっちり段差になっておりますので、
この上に本命の紙張った際、紙蝶番の形がくっきり出てきます(´・ω・`)
細かい所ですが、見栄えが違ってくる重要なポイントです
作業中、本体をひっくり返しているいると、手が滑って本体が落下し

折角きれいに張り替えた面に穴が。・゚・(ノД`)・゚・。
とりあえず補修を・・・

こんな時にも先ほどの紙蝶番と同じ原理で、裂いた紙を張り付けました
実際、先ほどの穴くらいでしたら、そのまま気にしなくてもOKですが、応急手当です
そして、どんどん張り付けていきます

交互に交互に、紙蝶番を張り付けていきます
そして、ここから連結していきますが、
繋げていく際に重要なのは、本体の間にある程度の隙間が出来るように挟み物をしておきます

これは紙蝶番の切れ端を挟んでいます
こちら、本体と本体がぴったりくっついた状態で紙蝶番を隙間なく張ってしまうと、
本命の紙を張った際、張った紙の一枚分の隙間もないので、屏風が閉まらないという現象が起こります
その為、紙蝶番と本体の間に上に張る紙の厚み分の遊びをつくってやりました
その他にも、蝶番の末の部分の糊を髪の毛一本分取っておくというような、ちょっとしたポイントなども
ありますが、なにより重要なのは裂く事と・適度な隙間ですね

そして、連結したものがこちら!
交互に紙が張ってあり、裏にも表にも開く仕様となりました
言葉での説明は難しいですが、見て頂くと解りやすい簡単な仕掛けになっております

まずは2曲づつ連結します
(屏風は枚や本と呼ばず、1つの本体を1曲と表します)

そして、2曲×2曲を連結し、合計4曲の屏風の形になりました!
実際、材料は違えど、大昔も同じようなやり方をしていた訳ですから、面白いですね
こちらの本体に、自分の好きな模様、デザインを利用する事で、
従来にはなかった面白い物も作れます(`・ω・´)
ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせ下さいませ
次は本命の紙を張り付けていきます
今回は展示用、コンセプトは「純和風」ですので、昔からある屏風と同じ雰囲気を目指します
写真が多いので長文となりましたが、お読み頂きありがとうございます
ぜひ次回もご覧下さい!
手に職・小資本のフランチャイズで独立開業は、張替本舗 金沢屋
[3回]
PR